建物解体工事に関する資格・免許・許可
建物解体工事に関する資格・免許・許可
建物解体は、建て替えの時などに建築会社である工務店やハウスメーカーに一緒に依頼したり、紹介してもらうという人も多いですが、できるだけ安く済ませようと考えるのであれば独自に解体業者を探して契約する方がおすすめです。
■信頼できる業者であるか確認が必要
複数の解体業者から見積もりを取った場合には、紹介されるときの見積金額よりもかなり値引きされる可能性が高いですし、直接交渉できるので、途中で追加の解体作業などを依頼することもできて便利です。
解体業者は無数にありますし、解体工事というのはかなり費用が高額なこともあり、中には必要な資格等を持たずにいい加減な解体をしている悪質な業者も存在します。そのため、面識がない解体業者に工事を依頼するという場合には、その業者が信頼に値するところかどうかということをまず確認することが重要となります。
業者選びに確認すべき資格・免許・許可など
解体工事について、免許や許可に関しては、主に以下の2つが必要です。資格は、各種いろいろありますが、業者に一声かけて、資格証を見せてもらうのも良いでしょう。
解体業者が持つ主な2つの許可
- 産業廃棄物収集運搬業許可
- 解体工事業登録または建設業の許可
※工事規模によって適正な登録・許可が必要となります。
最低限、業者に確認したほうが良い資格証としては、産業廃棄物収集運搬業許可と建設業許可ということになります。許可番号については、ホームページに掲載している業者も多いです。一度、施行業者のホームページを確認しましょう。
資格・免許・許可を確認後のチェック
契約するときにはきちんと契約書を取り交わすようにしましょう。
安ければいい加減な工事でもいいと思う人もいるかもしれませんが、解体業というのは見た目を更地にするというだけでなく、地中にある配管を処分したり、解体によって生じた廃材を処分するところまで必要です。
依頼者にまで処罰が及ぶ不法投棄には特に注意!
廃材の分別や処分がいい加減で不法投棄などがされていた場合には、その事実を知らなかったとしても工事を依頼した施主にまで処罰が及ぶこともあります。
また、いい加減な作業で近くを歩いていた人にけがをさせたり、近所に迷惑をかけることがあれば、賠償金を支払ったり、近所づきあいが悪化して住みづらくなることもあります。くれぐれも、業者選びは金額だけでなく誠実であるところを重視して選びましょう。